ここは、アロング家庭教師センターの主宰者が、教育について思う事を書き綴るサイト

アロング家庭教師センターの業務内容等につきましては、本サイトを御覧ください。

学力とは何だろう

 前頁の最後の指摘は、学力低下の原因(主因)を言い切った訳ではない。あくまでも、一因として疑われる、という事である。
 それにしても、そもそも学力とは何であろう。
 手許の辞書には、
学習によって得た知的能力
とあるが、では、その知的能力とは何なのだ。何をする能力なのだ。ただ単に、ペーパーテストで得点する能力なのか。

 学力を客観的に見る都合からすれば、あるいは学力を数値化する都合からすれば、そうだと言って良いのかも知れない。しかし、“詰め込み教育論”に書いたように、これでは雑学の量を学力と呼ぶ事に成ってしまいがちで、憚られる。
 学力というのは、いくらなんでも、もう少し高尚なものだろう。
 
 私自身は、次のように考えている。
 


 学力
 自己学習能力
であり、以下のものの総合。
  • 常識(COMMON SENSE すなわち当たり前の判断力。誰もが知っている事ではない)
  • 知識量
  • 分類力(共通点と相違点を見出せる。また、要点を抽出できる)
  • 類推・推察・連想力
  • 語彙量
  • 言語能力(正確に受け取り、また正確に表現できること)
  • 論理的思考習慣
  • 学習意欲(知識欲。視野を拡げようとする気持)
  • 観察眼
  • 注意力
  • 忍耐力


 これら全てをペーパーテストで測れるかどうかは疑問である。ただ少なくとも間違いないのは、次のような欠陥をペーパーテストが抱えている事だ。
 それは先ず、出題傾向を読む事による付け焼き刃の得点力に干渉され易い(と、既に書いた)こと。そして、学力は高くても得点力を鍛えていない人の力が測れないこと。
 
続く

Previous Top Page Next

当サイト内の画像やテキストを転載する場合は、事前にご連絡ください。
連絡先は、本サイトに記載してあります。
無断での転載は絶対にやめてください。







































































end
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送