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学力低下問題(3)

 さて、子供達の学力に直接影響を与える機関は、まずは勿論学校である。そして、学習塾や予備校、家庭教師などの私的教育機関も、今や無視できない存在になっている。
 これらに問題がない、とは言わない。
 
 私的教育機関は営利企業であり、目に見えやすい結果を短期間で出したがる。だから、試験で得点に結びつき易いように、小手先の技術(問題の解きかた)ばかり教えたがる傾向が強い。教わる方も、それで簡単に納得する。なにしろ、問題が解けるようになり、得点が上がるのだから。
 これを、“その場しのぎ”と言う。効果が上がったように見えているだけである。それが証拠に、頼り始めると止められない。まるで麻薬だ。
 
 もっとも、私も同業である。だが、業界のこの潮流には一貫して逆らい続けている。単に得点が上がりさえすれば良いというものではないと考えており、得点が上がる事と学力が向上する事とは、必ずしも一致しないと思っている。必要なのは、自己学習能力を身に付けさせる事であり、世の中の約束事に重きを置かせる事であろう。
 だから、皮肉にも、学習塾が隆盛である事が学力低下の一因である可能性を、本気で疑っている。得点を上げさせる事しか考えていなければ、確かに子供の成績は表面的には伸びるだろうが、実は肝腎な能力を育てていない(下手をすると、抑制している)惧れがある。
 
 そして、学校でも小手先の知識ばかり教えたがる傾向が強まっているように感じている。「ああいう問題は、こう解けばいい」という、その場しのぎの繰り返しでは、子供はどんな教科にも興味をもてまい。
 
続く

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