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個性を評価する

 ですから、他者に安易に個性を求める事は、してはなりません。この事は、芸術において言えるばかりではありません。教育においても、仕事においても言えることです。ただ私は、趣味として、また副業として長いこと写真を撮って来た経験の中で、ハッキリそう思うようになった訳です。
 では以下、そう思うようになった経緯について書いて行きます。
 


 在り来たりの写真では、言うまでもなく評価されません。評価される作品は、個性的である必要があります。そうかと言って個性を存分に発揮してみせると、出来上がるものは、いわゆる「自分の世界」。誰にも判ってもらえず、これまた評価されません。
 悩みました。個性の“さじ加減”で。
 経験を積むに連れ、「求められる個性」に調子を合わせる事が出来るようになって来て、私の作品もようやく市井の人に見てもらえる機会を得るようになりました。
 でも…
 
 求められる個性?
 そんなものが個性のうちに入りますか?
 
 ところが世の中には、「個性的な人を求めます」とか「個性的な作品を歓迎します」などとのたまう人は少なくありません。そして、この人達が言う個性とは、多くの場合、表現者の個性ではないのです。この人達自身が思い描いている個性なのです。これに対しては、
「そんなモン、俺の知った事か!」
と、啖呵を切りたくなります。私は、このような人達に対して大いに不満です。怒りすら覚えます。
 
 何しろ、結局は、
 
「個性的な人を求めます」

「使いものになる人を求めます」
 
「個性的な作品を歓迎します」

「売れる作品を歓迎します」

と、変換しなければならないのですから。
「だったら初めからそう言え! 個性々々と連呼するな!」
と、言いたくなりますが、芸術以外の場面でも、やたらと他者に個性を求めている人は多い事でしょう。
 しかし、よく考えてみてください。あなたの想像を超えるような個性(の持ち主)を、あなたは本当に受け容れる事が出来ますか?
 
続く

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