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個性的な表現

 繰り返しますが、制約の無い表現など無いはずで、分野によっては、その制約が優れた作品を生み出させているとも言えます。
 制約の中で、精一杯の工夫をする――これが重要なのでしょう。制約があるからこそ、その中で個性が生きて来るのだと思います。何の制約も受けずに完全に自由に個性的な表現をしたならば、それはおそらく、誰にも通じない作品に成るだけでしょう。
 ただし、そういう表現があってはいけない、とは言いません。世の中には、非常に独創的な人が居るものです。制約を受けない(制約を無視した)表現をしたがる人が。型にはまる事を嫌い、自分で新しい型を創り出そうとする人が。
 しかし非常に独創的な人というのは、得てして悲しい思いをするものです。独創に大変な力を尽くした結果、それが人に判ってもらえないのですから。それでも、大勢に判ってもらいたいと思えば長い時間待たなければなりません。判ってもらう為の努力も必要です。大変なエネルギーが必要です。
 
 個性は大事だ、と言われます。独創的である事は素晴らしい、と言われます。型にはまるな、と言う人も居ます。没個性的、という言葉が良い意味で使われる事は、まずありません。
 でも、他者に個性を求める人達に、個性を礼賛する人達に、私は問いたいのです。
 あなた方は、独創に大変な力を尽くした上、大変なエネルギーを以って判ってもらう為の努力をし、長い時間待つ事を強いるつもりなのですか? しょせん、ある制約の中での個性を求めているに過ぎないのではないですか? 制約を受けない(制約を無視した)本当に独創的なものだと、さすがに理解できないのではないですか?
 他者に個性を求める人の多くは、実は自分が思い描いている“何か”を求めているだけなのではないですか? 本当に相手を認めようという気なんて、あるのですか?
 
続く

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