ここは、アロング家庭教師センターの主宰者が、教育について思う事を書き綴るサイト

アロング家庭教師センターの業務内容等につきましては、本サイトを御覧ください。

基本的だから難しい

 よく使う漢字は読み方が多くても平気である事、また、よく使う単語は意味が広くても平気である事をお話しました。
 
 英語においても、同様の事が言えます。
 たとえば、under, below, beneath の三語は類義語ですが、このうち under が最も頻繁に用いられます。そして同時に最も意味が広く、かなり比喩的な使い方もされます。更に、接頭辞として様々な単語の一部になります(もちろん同時に意味を付加します)。
 また、under は三語のうちで最も基本的な単語とも言えますが、おや? 基本的な単語って、ひょっとして判りにくい単語なんじゃないの? だってほら、意味が広い、って事はですよ、ついこの間○○という意味だと覚えたばかりなのに、今日は△△と訳さないといけない、なんて事になりがちなんですから。これって、初心者にとっては、大袈裟に言えば裏切り行為? 当のイギリス人やアメリカ人は、しょっちゅう使ってるから混乱しないでしょうけど。
 
 綴りの読み方もそうです。
make
shape
age
have
behave

これらのうち、仲間外れの単語は?
 have です。これだけ a の読み方が、他の四語と異なりますから。でも、五語すべてが、“a-子音文字-e”という共通した綴りをもっています。
 同じように綴っても、同じように読まないんですね。これで混乱が起きないのは、やはり、しょっちゅう使っているからです(今例に挙げた単語のうちでは、have は出番が圧倒的に多いですね)。忘れる暇が無いからです。でも、これ、初心者にとっては…?
 さて、基本的な英単語、使用頻度の高い英単語というのは、意味が広かったり、例外的な読み方をしたりする事が多い訳ですが、すると、「中一の英語なんて簡単さ」とは、とても言えません。なんといっても、基本的な単語、使用頻度の高い単語ばかり出て来るのですから。
 
 実際、中学一年生に英語を教えるというのは、泣きたくなるほど難しいものです。もっとも、話は英語に限りません。何を教えるにしても、導入部は困難なものです。
 

Previous Top Page Next

当サイト内の画像やテキストを利用・転載する場合は、事前にご連絡ください。
連絡先は、本サイトに記載してあります。
無断での利用・転載は絶対にやめてください。























































end
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送