ここは、アロング家庭教師センターの主宰者が、教育について思う事を書き綴るサイト

アロング家庭教師センターの業務内容等につきましては、本サイトを御覧ください。

思考の形式化

 前頁で登場した高校生は、「確率の問題は、順列や組合せを用いて解く」という、一種の“思考の形式化”をしてしまっている訳です。
 これは、典型的な問題を解くときには有効です。無駄な時間を掛けずに、すんなり対応できます。しかし、典型的でない問題を解こうとすると、悲しいほど無力です。
 
 この事は、私達の日常生活においても言える事ではないでしょうか?
 日常生活においても、いろいろな問題が日々生じます。それでも、たいていの事は、すんなり片付いているはずです。日常生活を、とりあえずつつがなく送っているという事は。たいていの事には、“形式化された思考”と言うか、決まりきった対処法があるのでしょう。日常的すぎて、いちいち意識していないだけで。
 しかし、“たいてい”ではない問題が生じたら?
 それをも、決まりきった対処法で解決しようとしがちではないでしょうか? それは、悲しいほど無力だというのに…。でもそれは、ひょっとすると前頁の問題(2)のように、視点を変えれば訳もなく片付く問題なのかも知れません。
 ところが、この「視点を変える」という事は、なかなか出来るものではないですね。私達は、いつの間にか、様々な場面で大損をしているのかも知れません。普通なら有用な“思考の形式化”によって。

 
続く

Previous Top Page Next

当サイト内の画像やテキストを利用・転載する場合は、事前にご連絡ください。
連絡先は、本サイトに記載してあります。
無断での利用・転載は絶対にやめてください。

























































end
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送