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詰め込み教育論(1)

 まず初めに、詰め込み教育については、私は良くは思っていません。かと言って、これに全面的に反対している訳でもないのです。詰め込みに対応できる事は、一つの立派な能力だと思ってすらいるのです。
 
 以下の文章は、別頁に書いてあるものの焼き直しです。
 
 説明をしても、なかなか理解してくれない子は少なくないです。原因は大きく分けて二つだと考えています。
 先ず一つは、その事柄を理解する為の基礎知識・予備知識の不足。これは、時間は掛かるけれども、ていねいに説き起こして行けば解決できます。
 もう一つは、その事柄についておかしな解釈をしてしまっていて、それを捨てられないままで居る事。言い換えると、自分の変な(勝手な)思い込みと受けている説明とが不整合を起こすからと言って、正しい事を受け付けないという事。なんだか馬鹿々々しいですが、指導上、これは厄介です。
 しかし、そういう厄介な生徒達のおかげで(?)、一つ思い至った事があります。それは、
自己を速やかに修正できる事は、
頭が良い事の必要条件である
という事。正しい事を聞けば、すぐに悟り、自己が誤っていた場合、これを即座に修正するのです。この、自己修正能力が高い事を「理解力が高い」と言うのだ、と考えたのです。もっとも、私なんぞが改めて考えなくても、昔から「君子は豹変す」と言いますが。
 そして更に考えて行くうちに、自己修正能力の高さは、理解力の高さであるのみならず、記憶力の高さでもあると思うに至りました。と言うのは、新しく何かを記憶する事も、一種の自己修正ですから。何か新しい事を記憶したとき、脳が元の状態であるという事は、ないでしょうから。
 ただし生理学的な裏付けは、ありません(※)。試論です。試論ながらも、こう考えるが故に、私は「詰め込みに対応できる事は、一つの立派な能力だ」と思っているのです。
 


※ とは言え、以下の実験は、ある程度の裏づけになるような気がしています。
ナメクジをニンジンの匂いで引き寄せて(ナメクジが匂いを認識した事は、その脳を観察していると容易に判る)、苦いものをなめさせる。これを繰り返す。すると、間もなくニンジンの匂いに引き寄せられなくなる個体もあれば、いつまでも引き寄せられる個体もある。
前者は、自己修正能力の高い個体と言えるでしょう。同時に、記憶力の高い個体であるとも言えないでしょうか。
 
続く

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