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苦手教科

 一口に苦手と言っても、その基準は人それぞれ。
「数学は苦手です。100点満点で、いつも70点くらいしか取れないんです」
と言う子も居れば、
「社会は得意で、いつもだいたい70点取ってます。でも英語は苦手で、30点くらいです」
と言う子も居る。
 
 まぁ、苦手と言いながら70点取れていれば深刻ではないだろうが、問題は後者のような子。苦手なりにも、地道に努力をしてくれれば良い。しかし少なからぬ子が、こんな事を言い出す。
 
「英語は苦手だから、最低限の勉強しかしたくないです。でも、いいんです。得意な教科をうんと勉強して、英語で点が取れない分、そっちで稼いでカバーしますから」
 
これがうまく行った例を、私は知らない。うまく行く訳がないけれど。
 


 全てを得意教科にせよ。
 とは言わない。だが、投げ出すな。
 そんな子は投げ出す事に抵抗がないらしく、得意教科でもちょっと判りにくいところがあると、真剣に取り組まない。早い話が、面倒な事は全て避けたいだけ。やがて、比較的得意だった教科の成績も、落ち始める。むべなるかな。
 
 いつも思っている事だが、若い頃の才能なんて如何ほどのものでもない。大器晩成とは、そういう意味だと私は解釈している。だから、
 
「君が自分で得意だと言うその教科、本当に君の才能と相性が良いかどうか、判ったもんじゃないよ。悪い事は言わない。とにかくいろいろな事に取り組んでみろ。何かに固執するのは、 年寄りだけでいい それからで遅くない」。
 
さらに言えば、
「苦手な教科に取り組む時は、得意な教科に取り組む時より、ずっと工夫をしなくちゃいけない。それが大事なんだ。工夫を積み重ねる事によって、新たな能力が得られるはずだ。時には試行錯誤になるだろう。でも、その結果得られた能力やその過程で悟った事は、大きくて確実なものだよ」。
 
「なまじの才能なんて、無いほうが良い。大抵は変に自信を持って、磨かないままに成ってるから」。
 
 
 以上の事は、あらゆる技芸において言える事だろう。

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