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未履修問題、発覚(2)

 仮に、ある教科の授業時間数を確保したとする。しかし、一から百まで教えるべき所を、五十までしか教えなかったとしたら、それは、その教科を履修させた事になるのだろうか。

 たとえば、実際に私は高校生の頃、日本史を中途半端にしか教わっていない。中世の話を聞いているうちに「時間切れ」になってしまったのだ。それでも私(達)は日本史を履修した事になっているはずである。理系だったから、歴史などは結構いい加減だった。もっとも肝心の物理も結構いい加減で、授業では力学以外の分野は余り教わっておらず、相当の独習をしたものだが。
 勿論これは、私が通っていた学校に特有の事態ではない。文部科学省が、あるいは各県の教育委員会が実態調査をするというのであれば、そういう点まで踏み込まないと意味が無いと思う。

 最初に「未履修問題」を耳にしたとき、そういう中途半端に授業が打ち切りになってしまう事を問題視しているのかと私は思ったのだが、そうではなく、初めから時間割に組み込んでいなかった。しかしなにしろ、従前そんなだったのだ。受験対策を優先し、他の教科は形式的に授業をしているだけ。だったら、「いっそ、授業すらしないけれども履修させた事にしてしまえ」という判断まで、ほんの一歩である。
 
続く

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