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話の聴きかた

 人の話を聴く。
 真面目で律儀な人は、それを完全に理解しようとする。これは、よした方が良い。そもそも、話をしている本人に判っていない事が多いのだから。
 
 というのは半分冗談だが、物事を教えるというのが実に困難な作業である事は確かだ。自分の理解が相手に八割も伝われば、もう御の字。だから教わる方も、何かを教わって判りにくいからと言って、悲観的にならなくて良い。その場で八割が理解できたなら、もう上出来。場合によっては、八割の理解で止めておいた方が良いくらいかも知れない。
 ただ、これでは世代を隔てる毎に人々の知識や知能は低下してしまう。それでは困る。皆、努力をしなければならない。
 
 どのような努力を?
 
 他人から授けられた八割を、自分の頭脳で練り直し、“熟成”させる努力を。“熟成”させる事によって、八割を十割にするのだ。こうして後から加わった二割は、つまりは自分なりの解釈であるから、“原本”とは少し異なるものに成ってしまうだろう。しかしこれは、ヒトの脳がコンピュータでない以上やむを得ないだろうし、受け売りでないから、これで初めて本当に理解したと言えるような気がする。
 そして、むしろ期待すべきは、完璧なコピー(と言うより、単純なコピー)ではないという点である。若干の変化が起きる事が、何かしらを発展させる契機になるかも知れない。この場合、十割を超えて十二割に、あるいは十五割、二十割に成ると言えようか。十割を超えた分を、独創と言う。
 あくまでも、可能性であるけれど。

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