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漢字を知りたがる癖

 さて、こうした事例から、日本語においては漢字が鍵を握る事がしばしばあるのだ、と改めて思い知らされる。音声や仮名だけでは、どうやら立ち行かない言語のようである。以下、我々日本人の言語活動において、漢字が果たしている役割の大きさについて述べたい。



 たとえば――私は天体観測が趣味なのだが――私が貴方に「あの煙のように見えたものは、リューセーコンと言います」と、音声で伝えたとする。貴方が真っ当な日本人であれば、リューセーコンとはどんな漢字で書き表すのか知りたいと思う事だろう。
 そしてそれが「流星痕」であると知って、はじめて語意が把握され、記憶に留まる。流星根でも流星昏でもなく、流れ星が通った道筋に残る痕(あと)だから流星痕なのだな、と。知ってしまえば、読んで字の如し、単純な用語ことばである。しかし漢字を伴わずに音声だけを記憶したならば、後でリューセーケンだかリューセーロンだか判らなくなっても不思議はない。
続く

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